下鴨神社 みたらし祭り
御手洗池からとれる黒い小石は、「かん虫封じの神石」として、この期間だけ授与されているそう。
去年のものと取り替える、ということになっていたので、来年は持ってきます。
葵の御紋の手ぬぐい買ってしまった。
祇園祭 前祭
祇園祭です。
去年から前祭(さきまつり)と後祭に分かれた形に戻って、7月いっぱい四条通・烏丸通界隈で繰り広げられます。
高校生の頃に浴衣着て宵山の出店に出かけたっきりで、八坂神社のお祭りだ、ということもわかっていたのかいなかったのか。
祇園祭は八坂神社のお祭り。
鉾を立て、お囃子をして、巡行をして、というのが祭りのハイライトみたいになっていますが、そのすべては八坂神社の神様に街中の衆生のところへ出てきていただくため。
華やかに飾り、道を清めて、神様をお迎えする。
そしてまた華やかに飾り、賑やかに神様をお送りする。
鉾や山はそれぞれの町内でずっと守られ、引き継がれてきました。
そういうお祭り…みたい。
恥ずかしながら今年まで、私にとっては「人が多いなあ」ぐらいの感想しかなかったのですが…
今年はクライアントさんに鉾町の方がいらして、お誘いいただいたので出かけました。
出店の出ない日の夕方から。
長刀鉾のお稚児さんの行列してました。
お稚児さんは祭りの間、鉾町の養子さんですから、おっちゃんたちに囲まれまくり。
夏越の祓 茅の輪くぐりツアー
6月30日は「夏越の祓」。
半年分の穢れを清め、無病息災を祈る日です。
京都ではたくさんの神社で神事が行われる他、「茅の輪くぐり」と、「人形(ひとがた)の紙に息を吹きかけてそれを清めてもらう」というのがあります。
今日はちょうど定休日、暑くもなく寒くもない曇りの日だったので、自転車でいくつも茅の輪をまわってみよう!と出発。
まずはいちばんご近所の大豊神社(おおとよじんじゃ)。
商売繁盛の神社ということで医療機関であるゆに鍼灸院としては微妙なところなのですが、地元の神様ですからお参りに。
大豊神社では茅の輪ではなくて、人形を納めてそれを清めていただく形でした。
ちょっと前に回覧板が回ってきていたのですが、具体的にどうしたらいいのかわからずに直接伺いました。どうも、組長さんにお預けすればよかったようです。
後日、小さな茅の輪が組長さんを通じて戻ってくるとのこと。
となりのお鮨屋さんが奉納してました。何をだろう…もしかして街灯?すごいな。
続いて岡崎神社。
岡崎神社はうさぎを祀っていて、子授け・安産・縁結びの神社です。
近くに平安神宮があるのでそんなに目立たない神社ですが、大通りに面していきなり立派な木の生い茂る、いい雰囲気の神社です。
御手水のところでうさぎちゃんにお水をかけて、うさぎちゃんおみくじをするのをお忘れなく。
ちなみに、隣の「ホテル平安の森」の1階のレストランでのランチがおすすめです。
1080円で、メイン1品とサラダバイキング、と思ったら牛すじカレーやアイスもある、バイキング付き。
別にオシャレ感はないけど、ホテルの天井の高いラウンジ、岡崎神社の緑を借景に、このお値段。そして、心配になるほど空いてて、子連れにもやさしい店員さん。
ただ、エアコンがめっちゃ寒いのが難点…上着持って行きましょう。
続きましては平安神宮。
茅の輪が鳥居にくっついちゃって、四角になってるけども!!
しかし、さすがの境内の広さではればれとした気分になります。
このへんはぶらぶらしてても気持ちいい、美術館や動物園もあるエリアなので、お散歩にいいところ。
こないだ教えてもらったかき氷のおいしいお店もありますが、それはまたこんど。
また丸太町に戻って西へ、熊野神社。
こちらの茅の輪はもふもふしていてなんだかワイルド。
こじんまりとして、街なかの気軽な神社です。神社の方が、気さくに茅の輪のくぐり方を教えてました。
最後は吉田神社。
節分の鬼で有名な吉田神社。甥っ子たちがおびえております…(笑)。
吉田山の山中にあるので(といっても本殿には石段を少し上がるだけ)、いちばん開けていて、私は今回の中ではいちばん好きだなあと思った茅の輪でした。
吉田神社といえばだるまちゃんのおみくじ。うちにも何個あるんだか。
今日はちょうどいいタイミングでちょうどいいお天気だったので、たくさん回れて楽しかったです。そう、「楽しい」ぐらいで神事を楽しんでます。
半年分の穢れを清める、といいますが、こうして神社へ行って気持ちを切り替えることで、私の場合は
「よし、せっかくクリーンになったんだから、これからの半年、より良い一年にしよう!」
といういいきっかけになりました。
季節の切り替え、こよみの行事、そういったことに注目してくらしに取り入れると、目先が変わったり、生活の見直しができたり、いいきっかけになるっていうこともあるんだな、と思いました。
仕上げに水無月を食べて半年が終わり。
ミーハーなので仙太郎、高島屋の地下でちょっと並んで買いました。
6月の真如堂 紫陽花 菩提樹
今朝、真如堂へ行ってきました。
ゆまにてからは徒歩5分くらいですね。
お隣さんに「比叡山の千日回峰行をしはった大阿闍梨さんが真如堂に来はるで!」と教えてもらって行ってきたのがこないだの日曜。
そして昨日は患者さんから、「真如堂はあじさいの庭がいいのよ〜」と教えてもらったのが昨日。
今日、晴れたのでいってきました。
行く途中の川沿いにもあじさいがぽちぽちと。
看板に励まされつつもちょっと坂を上ると、真如堂。
このあじさい園は、入り口の立て札に「ご不要になった紫陽花の鉢植えや株をお譲り下さい」とあるように、持ち寄られたあじさいのようです。
なので、いろんな種類の、いろんな色のあじさいがたくさん。
色は土壌による、といいますが、確かに青系統が多かったかもしれません。
そして菩提樹。
「6月2日開花」と書かれていました。
「花期は短く、花をご覧になられた方は、きっとご縁があったのでしょう」
という立て札。
昨日人に教えてもらって来ることができたのも、いいご縁。
花だけでなく木が立派で、大きな木陰をつくっています。
本堂の前にどっしりと構えています。
近くにはテーブルとベンチがあって、今朝は水筒で飲み物を持ってきて、落ち着いて何かを読んだり書き物をしている人がいました。
今日のお天気に最高の時間だなあ、いいなあ。
お釈迦様は菩提樹の木の下で悟りをひらかれた、ということで、菩提樹は仏教にとっては特別な木です。
菩提樹、というのは「正しい悟りの智」を意味する「ボーディ」からきているとのこと。
ただし、インドの菩提樹(クワ科)は中国では育たず、中国原産のこの木(シナノキ科)を菩提樹と呼ぶことにしたそうです。
シューベルト作曲の「菩提樹」の木はリンデンバウムで、日本の菩提樹と同じシナノキ科。「泉に沿いて 茂る菩提樹」しかわからないのであとで聴いてみます…
真如堂、他にも花や木の見どころが多く、いいところ。
また季節折々に行ってみようと思います。
お地蔵さんもいっぱいいるし!
Platzのざぶとん
Platzの座布団。
ほしいな…と思い始めて10年くらいはたっているんじゃないか。
相変わらず、「好きと思ったらしつこい」「欲しいと思ったら長い」私らしく、いつか、いつかと思っていて、ゆまにてを始めたこのタイミングでの購入と相成りました。
座布団、どこでも売ってます。
量販店で、安くて。
でもやっぱり、手作りされてて、打ち直しのできる綿の入ったものを買いたかったんです。
そして、京都で仕事をするんだから、京都のものを。
そんなわけで、やっと手に入れることができました。
Platzさんのネットストアでも購入できるんですが、やっぱり実物をみてから、と思って、雨…座布団を買うのに最悪のコンディションの中、車で嵐山に突撃して買ってきました。
行ってみてよかったです。
布の色や質感、そして何より座り心地を確かめられました。
いろんな用途を想定した、いろんな形の座布団があります。
そして、いろんな色柄を選べます。
その上それをオーダーできる!!布フェチの私にオーダーだなんて…迷いまくる。
今回は、板間にラグをしいたところで、寺子屋でリラックスして座れるように、というふうに、使い方がはっきりしています。
なので、そのつもりでお店の中の畳の間(っていうか多分バックヤード)で、あらゆる座布団を出してきてもらって座りまくって決めました。
2種類決めたのですが、実は1種類はやっぱりどうしてもオーダーで好きな色にしたくて、後日お届けに。
明日寺子屋はじまるのに…ぎりぎりすぎたわ…
案の定、自分用にも、うたた寝用枕と座禅用の座布団(あぐらも楽)を買いました。
しかもオーダー。ああ、楽しみ。
旅行で座布団買う、のはけっこう無理があると思うのですが、嵐山へ行かれることがあったらおすすめです。
車で行かれるときには、お店のすぐ隣にお店の駐車場があります。
私は土地勘がなく、うっかり天竜寺のそばのコインパーキングに入れて、座布団を迷いに迷って選んで1時間半くらいして戻ってきたら1500円くらいついていてショックでした…
それと、住所をナビに入れると、すぐそばの高架の上で「目的地です」と言われてしまってそんなアホな!!になるのでご注意ください…。お店の名前や電話番号で検索したり、お店のHPの地図を見るのが確かです。
安楽寺
ゆまにてから徒歩5分くらいのところに、安楽寺さんというお寺があります。
法然さまのお弟子さんが開祖のお寺とのこと。
いま初めて見ましたがとってもおしゃれなホームページでした。
http://anrakuji-kyoto.com/anrakuji
もみじのお寺として有名なのは永観堂ですが、
そこから歩いて10分くらいの安楽寺、なかなか素敵なもみじのお寺。
この階段、秋にはどんなにきれいだろう…と今から楽しみ。
早朝に行けばきっと人も少ないはず。
5月の連休はツツジがきれい、ということで、お庭が一般公開されています。
の、割にお花が…
と思ったら、気候変動の影響か、鹿が山から降りてきて食べてしまうんだそう。
部屋の中からお庭を眺めていると、気持ちが落ち着きます。
いつまででもぼけーっとしていられます。
それだけ、静かなお寺です。
お庭にはカフェがあったり、
なんか迫力のある石があったり。
そして、安楽寺さんには隠れた見どころが。
お庭を眺めていると、左手奥、遠くに藤が咲いているのがみえました。
実はこれ、お寺の境内ではなく、お隣の駐車場にあるんです。
藤といえば藤棚がイメージされますが、ここの藤は圧巻、森の木にからみついて大きく大きく育っています。
造園屋さんのトラックと大きさを比べてもらえればイメージしやすいと思います。
近くに寄って見上げてみると、それはそれはもうすごい高さまで、満開の藤。
造園屋さんの駐車場とお墓しかないので普通入らないようなところなのですが、春に安楽寺さんに来たらぜひ、ぜひ見ていただきたい藤の名所です。
わかりにくければご案内します!