大原三千院 赤じそ
別に馴染みでもなんでもなく、「大原 赤じそ」で検索かなにかして見つけたのですが、行ってみたらおちついてひろびろとしていいお店でした。
赤じそはその日の早朝に収穫して、洗って束ねておいて下さるということで、前日までに連絡しておいて当日の午後以降に受け取ります。
1キロから0.5キロ刻みに注文できるので、今回は1キロ。
それでもけっこうずっしりした束で、ビニールできちっと束ねられているのを抱えて歩いていると、ビニールの質感と抱えているというポーズで「ツイン・ピークス」を思い出す…(わかる人だけ、わかればいいby花巻さん)。
この時期だけというしば漬けの新漬け(あっさりめ)もいただいてきました。
これでしばらく朝ごはんには困らないな~。
そして、完全に順番を間違ってますが、しそを抱えて三千院へ。
以前行ったときには確か改修中だったと思います。
改めて訪れてみると、本当に私の好みの庭。
京都には素敵な日本庭園がもちろんたくさんありますが、私の好みは、
・緑色であること
・苔がいいこと
・もこもこしていること
・空いてること
・きれいな水があること
・長居できること
なので、こんなにばっちりそれを満たしているのはここが最高点かもしれません。
ちょうどよく曇りで、やっぱり少し市内よりは涼しく、ちょっとごろんと横になったりして、うっかりうとうとしたりして。
雨がぱらぱらしてきて傘を持っていなかったので引き上げてしまいましたが、雨もまたいいんじゃないかな。
仏像としては、「大和坐り」という正座に似た(けど正座にあらず。正座という文化のない時代の作)座り方をされている坐像が対でいらっしゃいます。
これは、「座っている」のではなくて、「立とうとしている」ということだそうです。
そう言われてみれば確かに、膝をつき、少し前かがみになっていらっしゃる。
日本には7対14体しかなく、公開していないところもあるのでなかなか見られないものとのこと。
「よっこいしょ〜」な感じがアクティブでいいです。
あと、こども地蔵もめっちゃかわいかったです。
それと苔。これは私の好みですが。
しば漬けのお店もたくさんありますし、ちらりと見るに露天風呂とか食事処とかもたくさん。
うちから車でさっと行けるし、またたびたび行きそうです。
木々が陰をつくる細い道に、川のせせらぎ。
多くはもみじでしたから、秋にはとってもきれいでしょうね。
でも実は私は今の、青いもみじの方が好きかもしれない。
帰って、枝付き赤じそから葉っぱをはずして…
こういう地道な作業、きらいじゃない。